コブシ
今年はまだサクラがほとんど咲いてないのに、白いサクラみたいなのが満開だった。「コブシ」という花なんだそうだ。
コブシがなぜコブシなのか、それはこの花の実が手を握ったカタチに似ているからだそうだ。だからこの花を漢字で書くと「拳」。なんか強そうだぞ。カラテとかやってる人は、崇拝すれば良いと思う。
なお、この花のツボミを乾燥させると生薬になって、頭痛や鼻炎に使われるらしい。鎮静・抗炎・鎮痛作用があるそうだ。
しかしこの樹皮には、毒がある。南米のインディオが使う矢毒の成分「マグノリア・クラーレ」が採集できる。この毒矢を打ち込むと、標的は強い筋弛緩作用を受けて身動きが取れなくなるらしい。
マグノリア・クラーレ。ラスボスみてえな名前だな。
「拳」といい、「毒」といい、物騒な木だなあ。戦闘系樹木なのだ。
なのに花言葉は「歓迎、友情、愛らしさ」。
頭ワイてんじゃねえのか。花言葉協会よ。そんなヘラヘラしてる場合じゃないと思うぞ。