ヤグルマギク
鯉のぼりの棒の先についている風車に似ていることから「矢車菊」という名前になったらしい。
欧米では「バチェラーズボタン」といって、独身男性がこの花を襟に飾っていたことから「独身生活」という花言葉がある。またプロシアの皇帝ウィルヘルム1世がナポレオン3世を打ち破った時にこの花を皇帝の紋章に決めたため「皇帝の花」と呼ばれるようになり、その後ドイツ国花となった。
同じくプロシアの王妃がヤグルマギクを摘みながら王子たちに教育していたことに由来し「教育」という花言葉もつけられた。何かと王族に関係が深いことで「優雅」などの花言葉も生まれた、ということらしい。
ドイツ語でKornblume(穀物の花)というのは、もともと麦畑やトウモロコシ畑に生える雑草だったからで、品種改良を重ねて今の種になったということだそうです。
珍しく「なんやねんそれ」ってツッコミたくなるような、ふわっとした曖昧な由来がない花ですね。さすが生真面目なドイツっぽい。