マーガレット
名前はむちゃくちゃ有名なのに、よく知らなかった花のひとつ。この花も、子どもに花の絵を描かせたらまずこう描くだろうなという雛形みたいな花ですね。
ギリシャ神話の月の女神アルテミスに捧げられた花で、マルガリータともいう。ギリシャ語で真珠を意味する。「好き、嫌い」で花びらを毟る、あの恋占いにも使われる。
ちなみにカクテルのマルガリータは、考案したバーテンダーの恋人の名前が由来だそうです。彼女は猟銃の流れ弾に当って亡くなった。それを偲んで名付けられたという。悲しい酒だった。
また、イタリアのピザ「マルゲリータ」はイタリアの国旗に色が似ているので王妃が気に入って、じぶんの名前をつけた。
西洋にこの名前の女性が多いのは、殉教した聖女「アンティオキアのマルガリタ」にあやかったのだそうです。
ステキな逸話が多いけど、この花にはすこし毒がある。葉の汁に触れると皮膚炎を起こし、食べると嘔吐を引き起こす場合がある。でも大量に扱わなければ大丈夫だそうです。