セイヨウノコギリソウ / アキレア
ギリシャ神話の猛将アキレスに由来する。アキレスは100人の兵を討ち取ると神に誓った。最後に仕留めた強敵は、鎧で顔が見えなかったが、じつはアマゾネスの国のペンテシレイア女王だった。
アキレスは女王がすごい美人だったので、殺してしまったことを強く後悔した。アキレスは彼女の魂が花に宿るように神に祈った。女王の魂は、この「ノコギリソウ」に宿ったそうです。
「美人だったから後悔した」ってあたり、なんか腑に落ちないんだよなあ。じゃあブスだったら、後悔しなかったんだよね。
なんていうか、長い年月、甲斐甲斐しく付き合ってくれた彼女を捨て、結局おっぱいが大きな女と結婚しました的な、そりゃあまあ、それも本音なのかもしれないけれどもさ。だからこんな話を聞かされて「勇敢」とか言われても、あんまアタマに入ってこないよね。「どスケベ」のほうが合ってる気がする。あんま賢い感じがしない。
本来は鑑賞用だったけど、現在では雑草化している。女王の魂を宿す花もいまではイヌにションベンをかけられております。
なんだろう。いろいろ切ないなあ。